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男の子の初着のご紹介!!

こんにちは、スタジオオレンジ奈良店の兒玉です。
今回はスタジオオレンジにある、男の子の初着をご紹介したいと思います。

初着(うぶぎ)とは

まず初めに、初着とは何かご説明したいと思います。
初着(うぶぎ)とは、お宮参りの際に赤ちゃんが初めて身につける伝統的なお着物です。
「一つ身」「産着」「のしめ」「掛着」とも呼ばれ、赤ちゃんが健やかに育ちますようにという願いが込められています。

お宮参りの時には、赤ちゃんに着せるのではなく、祖母、またはお母さんが赤ちゃんを抱いた上から覆いかけるように掛けて、抱っこしている人の背中の部分で紐を蝶結びして使用します。

男の子の初着

男の子のお宮参りに着用する着物の柄は、勇壮で威厳のあるものが多くみられます。
代表的な柄の意味をご紹介していきたいと思いますので、初着を選ばれる際、少しでも参考にしていただけたらと思います。

鷹: 出世・大成を願う柄

男の子の祝い着として人気の高い鷹の柄。
男の子の初着は鷹か兜の柄で全体の8割を占めるとも言われています。

鷹の目は遠くの獲物を見ることができることから、「物事の本質を見抜く力を持つように」、「先を見通す広い視野を持つように」という意味があり、鷹の鋭い爪は一度掴んだ獲物を逃がさないことから、「一度掴んだ運や幸運を離さないように」という意味を持ちます。

鷹は昔から支配者階級と馴染み深い生き物であり「出世や大成の象徴」とも言われています。

兜: 邪気、厄から子どもを守る

兜は鷹と並ぶ人気の図柄で、こどもの大切な頭を守ることから邪気や災難から守ってくれる象徴としての意味を持ちます。
「邪気や厄災から男の子を守り、丈夫で健康に成長するように」という願いが託されています。
兜の絵柄は「一家を守るお守り」としての意味合いも込められています。

打出の小槌(うちでのこづち)

打出の小槌(うちでのこづち)は「宝尽くし」と呼ばれる柄の一つでもあり、おめでたい柄です。
七福神の大黒様が持っていることでも有名で、欲しい物や願い事を唱えながら振ると様々なものが出てくることから「将来願いが叶い、赤ちゃんが一生物やお金に困りませんように」という願いが込められています。

虎が吠える姿(虎嘯)は出世を意味します。
虎のように強く、たくましい子に育って欲しいと願いが込められています。
中国では、虎は竹林に棲むと考えられており、竹と一緒に描かれることが多いようです。

長寿、威厳 四季を通じて青々として姿を保つその姿は、「長寿」「威厳」という意味があります。
神聖な絵柄とされていて、他にも「子孫繁栄」といった意味もあります。

いかがでしたでしょうか??男の子の初着の柄についてのご紹介を少しですがさせていただきました。
選ばれる際にはぜひ柄の意味も少し考えながら選んでいただければと思います。

今回ご紹介した他にもご用意しております。
ぜひご覧下さい。男の子の初着はこちらから