初着ってなに? 知っておきたい基礎知識 お宮参り-スタジオオレンジ
初着(産着)ってなに?
初着とは、生後1か月頃に行うお宮参りの際に羽織る着物のことです。
「一つ身」「初着(産着)」「のしめ」「掛着」ともよばれています。
本来 赤ちゃんの正装は、白羽二重(しろはぶたえ)に初着を羽織りますが、昨今では赤ちゃんに負担のないよう、着慣れたロンパースやカバーオールに羽織ることもあります。
初着は赤ちゃんに直接着せるものではなく、赤ちゃんを抱っこしたお母さまや お祖母さまの上から羽織らせてあげるものです。
女の子には赤地に手毬や小鼓、男の子には鷹や龍などの縁起の良い柄などが用いられています。
紐飾り
初着の付け紐には、紐飾りと呼ばれるお守りの刺繍がしてあります。ときどき、しつけ糸と勘違いして外してしまった。という方がいらっしゃいますが、紐飾りは子供を守るおまじないの意味があるので外さない様に注意しましょう。
紐飾りにはいろんな柄がありますが、決まりがあるわけではないので、もし外してしまったら簡単なデザインで刺しておくと良いでしょう。
それと魔除けの意味で「背守り」という刺繍があります。
初着(一つ身)には縫い目が背中にありません。
縫い目がない着物を着ると、背中から邪気が入るという迷信があったため、縫い目の代わりに刺繍を入れる事で邪気から子供を守るという意味がありました。
広袖
初着の袖は広袖と言って袖の下まで全部開いているのが特長です。
実はお宮参りの初着を七五三など子供のお着物に使う事ができます。
しかしそのままでは着る事ができませんので、お仕立て直しが必要となります。
◎袖を縫って綴じます。
【オレンジからのオススメ】
通常はの仕立て直しは袖を縫って綴じますが、
お母様がご自身でされる場合は、袖口のみを1点止めるだけでも大丈夫です。
◎女の子の場合は半襟も必要になります。
【オレンジからのオススメ】
長襦袢に半襟をつけますが、3歳のお子様は半襟はなしでもお支度は可能になります。
◎肩上げ
袖が長くなるので、袖口がお子さんの手の甲ぐらいの長さになるように肩の部分で折り返します。これを肩上げといいます。
肩上げにはお子様が今後も成長して行きますようにという願いから、サイズが大きくなくても行うこともあります。
【オレンジからのオススメ】
肩上げはオレンジでもできます。
◎腰上げ 腰上げも必要です。着物の裾を持ち上げて腰紐に通せば腰上げができます。
【オレンジからのオススメ】
腰上げも必要ですが、オレンジで撮影をされる場合は、腰上げはせずそのままお持ち頂いても大丈です。
仕立て直しをお母様ご自身でして頂く場合、
縫い方をスタジオオレンジスタッフにてお教えすることもできます。
担当スタッフが対応させて頂きますので、ご予約頂いた上でお越し下さい。
まとめ
昔は子供が生まれてもすぐに亡くなってしまう事が多く、子供が元気に成長できるように祈りを込める事で始まったのがお宮参りです。子供を悪いものから守るという沢山の想いが初着には込められています。一つ一つの意味を知っていくととっても面白いですよね。
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