記憶に残る

私が今年の七五三で最も記憶に残るぐらい大変だった撮影があったのですが、そのお父さんが仕上がりの受け取りに来て下さいました。着物を着る事から難しく、撮影も涙を浮かべてでしたが、お父さん、お母さん、オレンジのスタッフ、全員がゆっくりゆっくり遊びながら時間を過ごして行きました。もちろん着物は乱れ、草履も履いてはいませんが、次第に笑顔がこぼれ、気がつけば外は真っ暗に・・・　いわゆる「七五三」ポーズの写真はありませんでしたが、たくさんの思い出が残る撮影になりました。

七五三の撮影の日は、お父さんの誕生日で自分へのプレゼントとしてフレームをご注文されました。笑顔が撮れた事も、お父さんと二人の写真がフレームに出来た事もとても嬉しそうに、喜んで頂けたご様子でした。

写っている事柄だけを見れば、ただの笑顔かもしれませんが、そこには皆さんそれぞれの想いや、思い出がこもっています。その写真を見れば、あの日の記憶が鮮やかによみがえって来ます。そこに私も関わらせて頂けている事を本当に嬉しく思うのです。